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2011.12.15 *Thu

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-59) / 桂木 けい

 弱って逃げて行ったモンスターの後を追って、ヒカルさんと一緒に見当違いの場所を探していると、別のエリアを捜索していたピンちゃんからロードランナーを見つけたと知らせを受けた。

hikaru:「見つけたらコッチのモンだぜ~!」

pinksnow:「もう寝てるみたいだから、待ってるわよんw」

 寝てしまうくらい体力を消耗している状態ならば、このまま捕獲をする事も可能なハズだが、生憎と捕獲用のアイテムを持って来ていなかったので攻撃を続行するしか無い。ピンちゃんはともかくとして、ヒカルさんが持って可能性もあるが望みが薄いと言わざるをえない・・・。

ryo:「すぐにソチラへ向かいますね~w」

 今居る場所からピンちゃんのトコロまで、少しだけ距離があったがクエストの残り時間はまだ十分に残っているので、それほどピリピリする必要は無い。

 一度ピンちゃんと別れたエリアまで戻り、マップ上でサインを出して貰いながらロードランナーが寝ている巣へと進んで行くと、ようやく向こうの方に別行動だった仲間の姿を見る事が出来た。

hikaru:「ぉぅ!待たせたなっw!」

ryo:「お待たせしました」

pinksnow:「みんな、早かったわねんw」

 ピンちゃんと合流してから更にエリアの奥の方へと目をやれば、そこにロードランナーが寝ている姿を確認する事が出来た。もうここまで来れば公式昇段試験は受かったも同然なのだが、以前にクエストクリア目前でゲーム・オーバーになってしまった経験を持つ私としては、念には念を入れておきたい局面でもある。

pinksnow:「じゃ、始めるわよ~」

hikaru:「おーー!」

 このゲームのモンスターたちは、巣へと戻って睡眠を取ったり、また他の草食獣などを捕食する事によって体力やスタミナを回復する事が出来るので、可能な限り攻撃を再開するか?捕獲をした方が良いだろう。

 ロードランナーへと近寄って行くピンちゃんの後ろからは、ゆっくりとヒカルさんもついて行き、更にその後に私へと続いていく。ピンちゃんが最初の攻撃を仕掛ける前にランスを構えてから、コチラを向いて(無言で)目だけで合図をすると3人で同時に攻撃を始めた!。

pinksnow:「アチョ~~><!」

hikaru:「いっけー!!」

 先ほどまでの静けさとはウラハラに、今度はランスを突き刺す攻撃音や、太刀が振り回される風切音が響き渡る。一番大きな騒音は火薬を使用して弾を撃ち出す私のボウガンなのだが、この音は普段から聞き慣れているせいか?ほとんど気にならない。

 また、音だけでは無くて、攻撃が命中する度に無数の光のエフェクトや、モンスターの体液が飛び散るグラフィックも描き出されたうえに、ヘッドセットやコントローラーには微弱な振動が伝わってきて、まるで本当に戦っているかのような錯覚さえ覚える。

 手を伸ばせば、目の前のモノや仲間たちの身体にも触れる事が出来るが、それはあくまでヴァーチャルな世界の中での出来事であり、実際にヘッドセットを外してしまえば、手の先には何も無い空間があるだけだ。

pinksnow:「もう、そろそろねん?」

hikaru:「え?なにが?」

pinksnow:「そんなの決まってるぢゃないのよん!」

 ちょうどそのタイミングでロードランナーが絶叫を上げて、天を見上げたかと思えば、その直後に力尽きてしまい硬直した巨体をズシン!と地面に横たえた。これはどのモンスターとの戦いでも言える事だが、このシーンだけは胸が切なくなるように作られていて、それまでは、この世界の食物連鎖の頂点に君臨していた大型モンスターが人間たちとの生存競争に敗れて天を恨んでいるようにも見える。

『公式昇段試験をクリアしました!』

 また、ある別のモンスターではオスとメスが居て、どちらか1匹が先に倒されてしまった場合には、もう片方が近寄って来て悲しんだり、怒りに我を忘れるといったシチュエーションも用意されているが、私が一番ニガテだったのは、倒された親が力尽きる寸前に子供のモンスターの安否を確かめる為に近寄ろうとしていたシーンだった。アレを見た時には罪悪感で胸がいっぱいになってしまい、もうこのモンスターを狩るのは辞めようと考え込んでしまったくらいだ・・・。

 と、まあこんな感じに、これまでに経験した事を思い返していると、気がつけばラァグレイドの城塞都市へと帰還を済ませていた。私のすぐ近くにはピンちゃんとヒカルさんも居て、3人ともが無事に帰って来る事が出来て本当に良かったと思った。

pinksnow:「どう?試験は無事にクリア出来た?」

ryo:「はい、ありがとうございます、大丈夫でしたw」

hikaru:「あれ~?おかし~なぁ~><?」

 試験のクリアを喜んでいると、何故かヒカルさんが不思議そうに考え込んでいるが、何があったのか一応は聞いてみるべきなのかなぁ~?。


(P-60へ続くにゃ?!)

 ※目次ページはコチラ!
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COMMENT

お邪魔しました。
2011/12/16(金) 09:46:58 | URL | KalaKaLa #- [Edit
KalaKaLaさんへ
来て頂きありがとにゃんです!。
2011/12/16(金) 16:38:23 | URL | kei #YG9ONXHE [Edit

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