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2011.11.22 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-55) / 桂木 けい

ネットの世界において、それが“リアルで会う事が無い“という条件ならば、お相手の性別が同性とか異性といった性別は、リアルでの人間関係と比べれば影響は小さいかな?。私のように男性であってもアバターが女性キャラだったり、また逆のケースも然りで、ヴォイスチャットも音声に様々なエフェクトをかける事によって、声質だけでは性別が判別しづらいのが今の現状だからだ。

 しかし、自分のチームメイトが男性なのか、それとも女性なのかを知っておく事は、実はとても大切な要素の一つでもある。これは先ほどの“ネットの中で性別による影響は少ない”と書いた事と、受け取り方によっては相反する内容にも聞こえるがそうでは無い。

 事前にお相手の事を少しでも知っておく事によって、決して用いてはならない“NGワード”を言ってしまわない為の予防線になるからだ。中でも困ってしまうのは、それがセクハラ発言のような判りやすいNGワードでは無くて、普通一般的に使用されている“コトバ”であったとしても、性別や年齢、世代、住んでる国や地域によっては、それを聞いた側の解釈によって不快感を与えてしまう場合があるからだ。

 これは何もネットの中に限った事では無いのだが、ご本人さんでは無くて“アバター”と呼ばれる“仮想の人格”同士でのコミュニケーションを行う場合に、相手を直接的に目にする事無く会話をする時には、リアルとは違った難しさがあると言う事を忘れてはいけないだろう。

pinksnow:「ちょっと!何でもオンナだと言えば許されると思ってんぢゃ無いの><?」

 相手が女性だと明かした途端に、なぜか?当りがキツくなった感じがするピンちゃんが、またまたヒカルさんに食ってかかっているが、ヒカルさんも負けてはいない・・・。

hikaru:「別に逃げてなんか無いやぃ!ちょっと走りすぎただけだしぃ~!」

 この無用なヤリトリのオカゲで、せっかく体勢を崩したロードランナーが起き上がってしまい、今度は狙撃を行った私を新たな攻撃目標として認識したようだ。ボウガンを構えたままでは、この不慣れな突撃を上手く避ける自信が無かったので、敵がコチラへと向き直ったスキに背中へと担ぎなおしておいた。

 ゆっくりと頭を垂れてから、そのドリルの先端のような角で地面を切り裂きながら突進してくるスピードは、もしコレが至近距離で放たれたものだとしたら、今の私に逃れる術は無いかも知れない。しかし幸いにも攻撃開始のモーションが大きく、予めソレと判ってさえいれば、回避するコト自体はそれほど難しく無いと気がついた。

(コイツ・・・見た目ほど強くは無いのかも?)

 私がそう感じたのは、タマタマ持っていた武器が遠距離攻撃用のボウガンだったからであって、ピンちゃんたちが持つランスなどの近接武器の場合には、少しだけ事情が異なるようだ。

 ロードランナーの突撃は確かに早いが、この時に反撃を試みなければ回避が間に合うので十分に対処は出来そうだが、この間はコチラからも攻撃が出来ないので制限時間がある分だけ、プレーヤー側が不利になるという仕組みだ。また外皮が分厚い鱗で覆われており、通常の弾薬では大したダメージは期待が出来ないだろう。

 しかし良く観察して見ると、お腹や足の内側などの比較的柔らかそうな部分であれば、手持ちの弾でも攻撃が通じるかも知れない。問題は“どうやって”ソコを狙うか?なのだが、それはピンちゃんたちに前衛を支えて貰って、時間を稼ぐしか今は手が無さそうだ。

pinksnow:「今よ!後ろから攻撃するわよ~!」

hikaru:「お、おぉ!今行くぜ!」

 ロードランナーの突進が終わって、次の目標に向き直る僅かなスキを突くように、ピンちゃんがランスで突撃をかける。突撃の際にランスの先端をやや上方へと突き上げてから、敵の尻尾による迎撃を避けて横方向へとステップを繰り返す。

(ランスが得意な武器だと言うのは、本当だったんだw)

 少し遅れてヒカルさんが太刀を振り回すと・・・。

pinksnow:「ちょっと!危ないぢゃないの?!」

 先に攻撃を仕掛けているピンちゃんに近かったせいか?太刀の切っ先がかすった!。このゲームでは味方に攻撃が当たったとしても、それが爆弾のようなモノでなければダメージは無い。しかし、味方を怯ませてしまったり転ばせてしまうコトになるので、もしそれがモンスターの近くだったとしたら、その後の展開を想像するのは容易だろう。

 実際に味方の不注意によって転ばされてしまい、その後に敵モンスターの強力な攻撃を受けてしまうといった不幸な出来事は、私たちが考えているよりも多く発生していて、それが元で仲違いをしてしまうケースもあるくらいだ。

 先ほどからピンちゃんたち2人が、ロードランナーに張り付くカタチとなって接近戦を展開していたので、私は敵の側面へと回り込み、そして後ろ足の付根あたりの腹部へと狙いをつけてトリガーを引いた。


(P-56へ続くにゃ?!)

 ※目次ページはコチラ!
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COMMENT

確かにそうかも
「リアルとは違った難しさ」の部分、確かにそうかも知れないですね。
それと、テキストチャットもリアルタイムなようであって、実はそうでも無いような……。
時々、実際に声で会話できてたら、という歯がゆさを感じる時があります。
あ、だからスカイプなのかw

2011/11/23(水) 08:25:37 | URL | Rugia #vh1mV2jE [Edit
わー小説だぁぁぁぁぁあ(≧∇≦)

あ、ども
Skypeでお世話になってますm(_ _)m


いやぁかわいそうな…ヒカルちゃん(え?w
頭のドリルってこわい~(>_<)
2011/11/23(水) 09:26:20 | URL | レイ #- [Edit
Rugiaさんへ
いつもコメントをありがとにゃんw。

イロイロと気にするコトはありますが、
ルギちゃんもskypeいかがですか?。

やってみると案外ナンデモナイコトなので、
ボイチャでの狩りは別の楽しさがあるにゃw。
2011/11/23(水) 12:42:48 | URL | kei #YG9ONXHE [Edit
レイさんへ
いつもお世話になってるにゃんw。

ヒカルさんの活躍(?)が目立ってる今回のお話しですが、
ピンちゃんとのカラミは書いてて楽しいトコロでもあります!。

この後の展開も考えちうなのですが、
次回のお話では一人称で「オイラ」を使われる方の登場も予定しますにゃw。
2011/11/23(水) 12:45:50 | URL | kei #YG9ONXHE [Edit

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