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2011.11.10 *Thu

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-54) / 桂木 けい

 とりあえず3人で隣エリアへと退避してから、ピンちゃんを中心にして作戦の確認を行う。この際だから細かいコトは置いておくとして、基本的な戦い方としては相手を怒らせて突進攻撃を誘い、それが終わって方向転換するタイミングで一斉攻撃をすると言う事で話しがまとまった。

hikaru:「そんな方法があるのなら先に言ってくれよな~」

pinksnow:「何言ってんのよぅ~!先に走り出したのわソッチぢゃない><!」

ryo:「まぁまぁ二人とも・・・><」

 リアルでは他人がトラブっていようが、コチラから仲裁役を買って出る事は滅多に無いのだが、この2人と一緒だと何故か?その役目が私に回って来るようだ・・・。しかし、ココで言い争っていても、貴重なクエストの時間が無駄に流れていくだけなので、何とかして、この相性が余り良くは無さそうな2人の同行者と力を合わせて、無事に街へと帰り着く方法を探さ無くてはいけない。

hikaru:「とにかく“ゆっくり”近づけばイイんだな?」

pinksnow:「何言ってんのよぅ!アチシが一番よぅ!!」

ryo:「まぁまぁ二人とも・・・><;」

 少し“ノミコミ”が悪いヒカルさんにも作戦の内容だけは伝わったみたいだから、いよいよコレから宿敵ロードランナーへの攻撃を再開するトコロまでは漕ぎ着けた。後はドチラが先に行くかでモメているようだが、左右から別々に近づく事で話しが着いたようだ・・・。

 しかし、ここまで議論が進んでから気がついたのだが、私が持っている武器は遠距離攻撃が可能なボウガンなので、近接攻撃隊を別のトコロに待機させておいて、私が先手を受け持てば良かっただけかも?。しかし、2人のやりとりを聞いているうちに、この先の展開に興味が湧いたので“あえて”黙っておいて、余り仲が良くなさそうな(?)ピンちゃんとヒカルさんの行動を見守るコトにしたw。

 そして、先ほどのエリアへ戻ってみると、ロードランナーが大きな木の近くで体を丸めて眠っており、この状態ならば近接武器で攻撃が可能な範囲まで近づくのに、さしたる問題は無い。文字通り“トコトコ”と歩いて行って“バシュッ!”と斬りつければイイだけだ。

pinksnow:「コレならイタダキよん><!」

hikaru:「あ~!?ずるいぞ!“ゆっくり”って言っただろ~!!」

 “ゆっくり近づく”と言うのは、あくまで相手が起きている状態の時を想定して話していたので、この場合は当てはまらないのだが、やはり最後までちゃんと聞いていなかった事が今のチャットの内容から判った。

 先にスタートダッシュを切ったピンちゃんの方が敵モンスターに到着するのが早くて、もう自慢のランスを構えて突撃を敢行している。このランスの一撃がお尻に刺さって眼を覚ましたロードランナーが、まだ自分に何が起きているのか理解が出来ないのか?しきりに頭を左右に振るモーションをしては、キョロキョロと周りを見渡している。

hikaru:「コレでも食らえ~~!!」

 ピンちゃんの攻撃に少し遅れて、ヒカルさんも長い太刀を振り回し始めた。武器出し時の抜刀攻撃を真正面から斬りつけて、その後も前面から左右に斬り払いを行っていると、さすがに“寝ぼけマナコ”のロードランナーでも目前の小さな敵に気がついたようだ。

hikaru:「ぅわぁ!コッチ見た><!!」

 先ほどまでの“勇ましさ“とはウラハラに、目覚めたモンスターから自分が攻撃のターゲットにされたと感じた途端、ボイチャからは弱気な発言が耳に飛び込んで来る。

pinksnow:「ちょっとぉ!シッカリしなさいよぅ~!」

 あの長い太刀を素早く仕舞って、もう敵に背中を向けて全力疾走中のヒカルさんが見えたので、そろそろ私も愛用のボウガンを構えて援護射撃の体勢に入ると、ちょうど都合の良いコトに彼が私の方へ向かって逃げて来たので、ロードランナーの正中線を狙って貫通弾を撃つ事が可能になった。

hikaru:「たすけてー><!」

今持ってるボウガンでは、貫通弾は一度のリロードで3発しか装填出来ないから、相手の“怯み”を狙うのであれば全弾を続けて撃つしか無いのだが、それでも“たったの3発”だけでは怯むかどうかは怪しいトコロだ。

ryo:「今、援護します!そのまま走って来て下さい!」

 たて続けに発射された貫通弾が、ロードランナーの頭から首そして胴体へと突き抜けて行き、それぞれの部位にダメージを与えていく。“バシ!バシ!バシ!”と3つ連続で攻撃がヒットした時のエフェクトが光ると、最初にヒカルさんが与えたダメージと合わさって“怯み”状態を引き起こしたようだ!。

 普通ならココでチャンスとばかりに反撃に戻るのだが、そのまま走り去ろうとしているヒカルさんに向かってピンちゃんの怒号が飛んだ。

pinksnow:「ちょっと!ナニ逃げてんのよぅ!オトコらしく戦いなさ~ぃ~><!!」

hikaru:「あの・・・オレ、オンナなんだけど・・・」


(P-55へ続くにゃ?!)

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