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2011.11.08 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-53) / 桂木 けい

“ギャオォォォォォーーン!!”

hikaru:「出た~~~w!」

pinksnow:「イヤ~~><!」

ryo:「うわーーー!?」

 まるで巨大な土塊と見間違うかのような重々しい姿のモンスターが、不意に地中から姿を現して耳をつんざくほどの咆哮を上げる!。ドリルのような先端を持つ頭部に巨体のワリには小さな目が4つ確認出来るが、普段から土の中に居る生物として設定されているのなら、視力は弱いかも知れない。

 その証拠に土から出て来て左右をキョロキョロ見回しているが、まだコチラを発見していないようだ。いくら硬そうな外殻を持つと言っても、私たちのような下位ランクのハンターに対して依頼されるクエストだから、それほど強い相手では無いハズなのだが・・・。

hikaru:「オレに続けーー!!」

 さすがに戦闘経験のあるヒカルさんが先陣を切って駆け出して行ったので、私も急いで麻痺弾をガチャリ!と装填し彼の後を追う。そう言えば?・・・先ほどから、あと1名の姿が見えない事に気がついて左右を見渡しピンちゃんの姿を探していると・・・?。

pinksnow:「“ロードランナー”ってコイツの名前だったのねん><;」

ryo:「どかしたの?」

 自称“ランスの達人”さんが岩陰に隠れて、モンスターの様子をコッソリと窺っているので気になったのだが、どうやらピンちゃんも、この“ロードランナー”と呼ばれる地竜と遭遇するのは初めてでは無かったらしい。

hikaru:「ぃってぇぇぇぇぇー><!」

 あの巨大な体格を持つ敵に対して真っ向から突撃をしていったヒカルさんが、最初の斬撃を打ち込もうとして見事にカウンターを食らってしまい、こちらへ吹き飛ばされてきた!。着ていた防具のオカゲで幸いにも軽傷で済んでおり、“ドサリ!”と痛そうな音を立てたワリには、素早く立ち上がって再び太刀を握り締めた!。

hikaru:「くっそぅ!負けてたまるかあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 初めて戦うモンスターなので、今から撃とうとしている麻痺弾が一体どれくらいの効果を上げるのかは未知数だが、とにかくイノシシのように突撃を繰り返すヒカルさんの援護をしておかないと、貴重な戦力が一人減ってしまいそうな状況だ・・・。

ryo:「ピンちゃんも手伝って下さい!」

pinksnow:「まだダメよん><!」

ryo:「ど、どうしてですか~?!」

 もしかしてクエスト出発前に言われた事が後を引いていて、まだ根に持っていたのかと勘ぐってしまったが、身なりはピンク一色でおかしな風体はしていても、何より仲間を思いやる事が出来るピンちゃんの事だから、きっと何か理由があるに違いない。

pinksnow:「だってコッソリ近づかないとダメなのよぅ~><」

 ピンちゃんが言うには、このロードランナーは視力が弱い代わりに聴覚が発達していて、hikaruさんのように音を立てながら走って近づいても、あの大きな尻尾やドリルのような頭部を振り回して、攻撃してきたハンターを返り討ちにしてしまうらしい。

だから静かに近づいて行って何度かダメージを負わせてやれば、ロードランナーが怒って突撃を繰り返すようになるので、それをやりすごしてから方向転換中の相手に後ろから攻撃するのが、このモンスターの攻略法だと言う事らしい。

ryo:「なんでソレを先に言わないの~><?」

pinksnow:「だって、“経験者さん“だって言ってたし・・・orz」

 よく考えて見ると、モンスターの姿を見た途端に走り出したのはヒカルさんの方で、あの時に作戦や味方の配置などついて話合ってる時間は無かったよね?。もう、いまさらどうする事も出来ないが、とにかくヒカルさんを援護して、彼が一人だけで敵と対峙しなくても良い状況を作り出す必要がある。

hikaru:「ぐぉおおおおおおおお><!!」

 “経験者さん“だと言っていたワリには、先ほどと同じようなパターンで返り討ちにあっているヒカルさんなのだが、何度も同じような攻撃方法を試みても、そろそろ通用しない事に気がついてもイイ頃なのだが・・・。

pinksnow:「一度、体制を立て直すわよぉ~!」

 ピンちゃんの合図で作戦を練り直す事にした。この掛け声と同時に、ピンちゃんが隣エリアに向かって走り出していたので私も続くと、ヒカルさんもシブシブ(?)後ろからついてきたようだ。

hikaru:「なんだよ~、もう逃げる気かぁ?」

pinksnow:「ヴァナ~タがヤラレそうだったから作戦を変更するのよぅ><!」

 このままだとパーティ崩壊の危機かと考えて、普段なら絶対にしないであろう仲裁役を買って出たのだが、慣れない事をすると疲れるモノだ・・・。

ryo:「ま、ま、ピンちゃん、そう言わずに・・・彼も経験者さんですから・・・」

hikaru:「そそ、戦った“コト”はあるよ!」

 コレって、もしかすると“勝った”コトはまだ無いと言うコトだろうか><?。


(P-54へ続くにゃ?!)

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