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2011.09.17 *Sat

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-51) / 桂木 けい

 新しいボウガンを携えて、街中を歩いていると何故かワクワクして、早くクエストへ行きたい気分になる。今まで使用していたモノより1ランク上の攻撃力と、麻痺弾などの状態異常弾の装填数が多くて、少しだけ自分が強くなったような気がする。

だがこのゲームにおいては、武器や防具が少しくらい強くなったからと言って安心は出来ない。強くなるのは“あくまで自分自身”であって、多くの戦闘経験を積みながら一人前のハンターへと成長して行かなくてはならない。

 ボウガンが変われば持って行く弾の他にも、戦い方によって必要となる各種アイテムの準備も念入りにしておかないと、後でヒドイ目に遭う事も多い。

 通りを少し行くと、もうお馴染みのハンターズギルドが見えて来た。今日も多くのプレーヤーさんたちで賑わっており、建物内ではクエスト参加の募集が次々に貼られている。あれから何度かこの街でクエストの経験を積んで、ハンターランクも10まで上がってきたが、次のランクへ上がる為には“公式昇段試験“のようなモノがあって、その試験を無事にパスしなければ”ハンターランク11“に認定されないらしいので少しガンバル必要がある。

 ハミングライフルを作成する為に、ハミングバードばかりを狩っていた事もあって、まだ戦った事が無いモンスターもいたままで試験を受ける事になったが、先に済ませておけば後々ラクかも知れないのでコチラを優先させる事にした。

 試験をパスするには、自分がクエ主となって公式昇段試験に指定されたクエストを受注し、そしてクリアしなければならないのだが、試験の内容については次のランクのモンスターのうちの“どれか”がランダムで指定される仕組みになっていて、こればかりは受けてみなければ内容が判らないようになっている。

 猟団にでも所属していれば、同じ団の中の誰かに応援を頼む事も出来るのだが、生憎のところ今までフリーでの活動がメインなので、今回は野良で募集をするしか無い。これまでにフレンド登録をした友人たちにメッセを送って協力を仰ぐという手もあるが、それは一人では何ともならなくなった時の手段として残しておいて、出来ればフレさんたちが知らないうちに昇段しておきたいと言った見栄があったのかも知れない。

 ラウンジの端に居るギルド長に話しかけて昇段試験の申し込みを済ませると、クエストボードにその内容が表示されて参加者を募る事になるが、果たして?こんな見ず知らずの人間の為に、ワザワザ手を貸そうと考える方は居るのだろうか・・・?。

  クエスト内容は“????の狩猟”となっていて、これは倒しても捕獲をしてもクエストがクリアとなるのだが、問題はどんなモンスターが出てくるのかは伏せてあり、戦闘ステージへ到着してからのお楽しみと云うワケらしい。

「きっと誰も来ないだろうなぁ~・・・」

 もうアイテムなどの準備が済んでいるので、何とは無しにクエストボードを眺めているが、一向に誰もやって来そうな気がしない。それでも一人で旅立つのは少し不安だったのであと少しだけ待つ事にするが、イザとなればソロ(一人)で挑むしか無いだろう。

“チリリン!”

 もう半分くらい諦めていた時に、不意に参加者が現れた事を知らせるベルが鳴る!。

pinksnow:「おひさなのよぅ~!」

ryo:「おひさですね~」

 すぐ後ろから声を掛けられて振り向けば、全身をピンクの衣装で固めたピンちゃんが立っていて、前回のボウガンとは違ってランスを背負っていた。

ryo:「そう言えば、ランスが本職さんだと聞いてましたね?」

pinksnow:「あらヤダ!覚えててくれてたのねんw」

 内容が判らない試験に対して不安を抱えていたのだが、偶然に知り合いが来てくれた事で緊張感が和らいだ気がした。このヘンな話し方をするパートナーさんには、周りをイヤでも明るくしてしまう才能があるようで、彼と話していると先ほどまでの暗い感じがもうしなくなっていた。

ryo:「試験を手伝ってくれるのですか?」

pinksnow:「当たり前なのよん!アタイたちダチだからねん><w」

 こんな感じの彼なのだが、もしかすると?フレンドリストをタマタマ見ていた時に、私のHRが10だった事に気付いて様子を見に来てくれたのかも知れない。そうで無ければ、こんなに都合の良いタイミングでフレさんが現れて、誰も手を貸してくれなかった公式昇段試験に協力してくれるなんて、タダの偶然にしてはデキすぎている話しだと思う。

pinksnow:「このランクの試験で、グリーンドラゴンを引いたらアウトよねんw」

ryo:「ええ!アイツが出てくるのですか?」

pinksnow:「確率は低いけど、あちしの時はそうだったのよぅ~><!」


(P-52へ続くにゃ?!)

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