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2011.07.07 *Thu

【小説】 「ネットの彼女」 第5話(P-42) / 桂木 けい

 通常よりも少し大きめのハミング・バードに向かって、近接武器を携えたSkyさんとMANAさんの二人が突撃を敢行すると、QEENさんが右側から回りこむように移動をして行った。ガンナー2人が同じ方向へ移動をしては、2人同時に攻撃を受ける可能性が大きくなる為、私は彼(?)とは反対の左側へと走り出した。

 ライムグリーンの翼を羽ばたかせて、地上から近づいて来る4名のハンターたちを見つけると、地上へ降り立って迎撃体制と言うよりは、あくまで自分の方が食物連鎖の上位にあるとでも言うかのように、“グギャー!!”と咆哮を放ってきた。

「おおっと・・・危ない、危ないw」

 幸いにも、この緑色の鳥から距離があったオカゲで、味方の誰一人として咆哮に耳を塞ぐ事は無かったが、一度は地上に降りたものの、この咆哮の後で再び滞空状態に戻ってしまった。

 こうなると、リーチの短い通常の近接武器では、あの硬そうな鱗に被われた脚を切りつけるくらいしか手が無いのだが、先行するSkyさんが閃光玉を投げつけた!。

“クエェェェ・・・”

 最初の咆哮に比べて何とも情けない鳴き声を出しては、その大きなカラダをポトリ!と地面に横たえて必至に起き上がろうとしている姿は、どこか可愛そうにも見える。しかし、見かけとは裏腹に、私の様な駆け出しのガンナー装備など、一撃で葬り去ってしまう程の攻撃力を秘めた相手なので、ココで情けをかけるワケには行かないのが現状だ。

「悲しいけどコレ狩猟なのよね・・・」

 倒れた相手に飛び掛るようにして攻撃を仕掛けるのはMANAさんで、先に到着したSkyさんは大剣を背中に構えながら力を溜めて必殺の一撃を狙っている。そして私とは反対側に回り込んだQEENさんは麻痺弾を装填して、近接武器の二人に当たらない尻尾の辺りを狙撃してるようだ。

 少しして起き上がる事に成功したハミング・バードが、カラダを旋回させて翼が円を描くように振り回して周囲のハンターたちに反撃をすると、ガードが出来なかったMANAさんが、モノの見事に吹き飛ばされてしまう!。

「いや~ん><!」(by MANAさん)

 一瞬はピンチかと思われた状況だが、ココでちょうど良いタイミングで麻痺弾が効いてきたのか?カラダをヘンな方向に仰け反らせて、麻痺による拘束状態となったオカゲで追撃される事を防ぐと共に、逆に反撃のチャンスが生まれる。こうなると何秒間かはコチラからの攻撃が一方的に行われる事になって、非常に有利な展開となるので、この時にもう一押しも二押しもしておきたいトコロだ。

 そんな状況下で私が狙っているのは、あのカラダのワリにはやや小さめな翼で、左右どちらでも構わないから、ハミング・バードが飛べないくらいまで壊してやれば、コチラが有利となる地上戦のみの展開となる。

 恐らくは他の飛竜種のソレと比べて、この鳥のような竜の滞空時間は短いハズなのだが、例え少しの時間とは言え、空中から攻撃をされては近接武器のメンバーが不利な戦いとなってしまうだろう。

 少しジミな攻撃にも見えるが、ハミング・バードの右の翼を狙って通常弾を撃ち続けている事が、後半戦に入ってからジワジワと効いてくるボディ・ブローのような攻撃になると信じて、今はソレだけを考えて行動する事にしている。それと右側の翼は、先の閃光による目くらましの時と麻痺弾による拘束状態の時に、SkyさんとMANAさんが切りつけていた部位でもあるので、きっと上手く行きそうな予感がしていた。

 なかなか潰す事が出来ない事に対して、少しの焦りと苛立ちを覚えながら戦いは一進一退を繰り返しているが、敵に与えたダメージは着実に蓄積をしていて、クエスト開始当初と比べて疲れの色が出始めている。

「あと、もう少しと言うトコロか?」

 しかし油断は禁物で、いくら弱っていようがハミング・バードから見れば、私たちプレーヤーなど何時でも一撃で倒せる攻撃を隠し持っていて、この時にも“まさか”もう1名の熟練ガンナーがベース・キャンプ送りにされるとは、誰も考えていなかったハズだった。

 麻痺弾を撃ち続けていたQEENさんが、敵の吐いたミドリ色のネバネバした塊に当たってしまうが、まだダメージ自体はソレほどでも無くて、麻痺弾による拘束を”先に”行うべく次の弾を装填しようとしていた時だった。

「ぐは!」(by QEENさん)

 毒状態になり動作が少し緩慢になっていた事もあって、リロード中の彼を狙って硬くて痛そうなクチバシが“バシ!バシ!バシ!”と3度たて続けに襲いかかった!。これによって、まだクビの皮一枚で繋がっていた体力も、毒のダメージが追い討ちをかけるカタチとなり、QEENさんが力無く地面に倒れ込んでしまう・・・。


(P-43へ続くにゃ?!)

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