--.--.-- *--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT :

2011.05.20 *Fri

【小説】 「ネットの彼女」 第4話(P-37) / 桂木 けい

 いくらボスクラスが相手とはいえ、コチラがピンちゃんと2人居るのに対して、周りの取り巻き連中が全滅して、たったの1匹になってしまったラグ=ジャボスでは、少々アチラさんの分が悪いだろう。

 仮に片側が攻撃を受けたとしても、回避行動に専念してヤラレさえしなければ、残ったもう一人が背中から射撃を行う事が可能なので、この勝負は見えてきたと言っても過言では無いだろう。

「来ったわね~!負けないわよぅ~!!」

 ドハデなピンクの衣装が余ほど目立ったのか?、最初の攻撃目標をピンちゃんに定めたラグ=ジャボスが、あの大きな爪で彼を引き裂こうと左右から攻撃を仕掛けている!。

「そのまま相手を引き付けておいて下さい!」

 ちょうどこの時には、無防備で大きな背中がコチラを向いており、今の場所から射撃を行うには絶好の機会だと言える。リロード済みの貫通弾をラグ=ジャボスに向けて撃つと、乾いた射撃音が辺りに響き渡った。

“ズギュン”

“バシ!バシ!バシ!!”

“ギャウン!”

 放たれた貫通弾が尻尾から背中、そして首か頭へと3連続で命中のエフェクトが発せられると、そのイタさによって体を竦ませるような仕草を見る事が出来た!。“一度”か“ある短い時間内”に一定以上のダメージを与える事が出来れば、モンスターの行動を一時的に中断させる“怯み”という現象を起こす事が出来るようだ。

「これはイケそうな気がしますね~w!」

 今までに何度も、このラグ=ジャボスにはイタイ目に会わされ続けてきたが、今回のクエストではやっと一矢を報いる事が出来た!。

「なぁ~に言ってんのよぅ~!このあちしが負けるワケ無いぢゃな~ぃ!!」

 そう、彼の言う通り、もう“一矢“だけでは無く、”十矢“でも”百矢“でも、まとめてプレゼントしたい気分だ。・・・あ!「ボウガンだから”矢”では無かったね?」とか言う、お約束レベルのツッコミは、この際だから遠慮をさせて頂く事にしておこうか?。何故なら今は攻撃に全神経を集中すべき時なので、正直に言えばソコまで気が回らないという状態なのだから・・・w。

 爪や牙を使った攻撃が、なかなか当たらないピンちゃんに対して、尚も執拗な攻撃を続けていたラグ=ジャボスだが、さすがに後ろから一方的に撃たれている事に腹を立てたようだ!。くるりとコチラに向き直ると、今度は私の事をロック・オンしたとでも言うかのように、あの大きな四肢を足早に動かしてコチラへ接近をして来た!。

「今度は私が逃げる番かなw?」

 まだ相手の攻撃範囲に入るまではホンの少しだが時間があるので、装填済みの貫通弾を全て撃ち切っておく。射撃が終わるとボウガンを背中へと戻してラグ=ジャボスと距離を離す為に走り出すのだが、今度は向こうからピンちゃんが射撃体勢に入っているハズなので、彼の射程距離から余り離れないように逃げ回る事が出来れば、“囮“として十分な役割を果たす事が出来るだろう。

「くぅ~~!ランスさえあれば、あちしの実力を見せる事が出来るのにぃ~><!」

 慣れないボウガンを使用しているせいか?、動いている標的に対して“狙う”という操作がイマイチ馴染めないピンちゃんのようだが、私も最初は同じ事を考えたので、今の彼のモヤモヤとした気持ちが判ると言えば判る。間違ってもマイクに「クスッ!」と入らないように音声を切っておく事も必要だ。

“ギャウ~~ン!”

それでも何とかタテ続けに貫通弾を命中させて、ラグ=ジャボスを怯ませるあたりは、さすが熟練さんのワザというトコロか?。唸り声を上げて一度だけピンちゃんの方を睨むが、距離的な事もあったのだろう、もう一度私の方に向き直ると攻撃を再開してきた!。

「また私を攻撃する気みたい・・・><?」

「きっと弱っちいと思われたから、先に美味しく食べるツモリなのよんw」

 敵が複数居る場合に、“弱い”方から倒すというのはシゴク真っ当な考え方で、その点については賛同を禁じえないのだが、その“弱い”と評価を受けたのが自分自身だと言う事を認めたく無いのは、若さ故の“何か“なのだろうか?。

「早く次の弾を撃って下さい><!」

「面白そうだから、もう少し見てる事にするわんw」

「ええ~~?!」

 ふっふっふ!そう言う事ならコッチにもちゃ~んと“考え”があるのですよ~、あの不機嫌そうなラグ=ジャボスを引き連れて、このままピンちゃんの居る場所まで行けば、後は想像が出来ますよねw?。

 もうココまでダメージを追わせた獲物なのに、クリアを目前にして力尽きるワケには参りません!。不運にも私がポコッとヤラレてしまった場合には、一人でクリアするツモリなのかも知れませんが、そうは問屋さんが卸しては“あげない”のです。

 “ヒトを呪うわば何とやら”というコトワザを、彼にも教えてあげないとね~w?。


(P-38へ続くにゃ!)

 ※目次ページはコチラ!
スポンサーサイト

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 

TRACKBACK

TrackBack List


*** admin ** NewEntry ***

現在の経験値



プロフィール

kei

Author:kei
通りすがりのへっぽこガンニャ~です。

セ~セ~ド~ド~と後ろから、
ソレがダメなら
せめて横か崖上から・・・。
背中を向けた相手なら
この私に任せるにゃ~><!。

当ブログはリンクフリーにゃ!

また当ブログの画像や
ヘタっぴな文章等について
無断での転載を
一切禁じるにゃ~><!

skype:keikei0914(表示名kei)





カレンダー

12 | 2017/03 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -









Copyright © いまさら?ネトゲ狩猟日記! All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ  ・・・  素材: TripISM  ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。