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2011.03.16 *Wed

【小説】 「ネットの彼女」 第4話(P-31) / 桂木 けい

 クエストが始まると、いつものようにベース・キャンプからのスタートとなるが、「宜しくお願いします!」と挨拶を済ませるや否や、pinksnowさんが走り出した。まだ一握りの方としか一緒に狩りをした事が無いので、最初に作戦とは言わないが大まかな方針のような事を話すツモリでいたので、コレには正直に驚いた。

「あちしが一番よぅ~!」

 彼(?)が一体何についての一番にこだわっているのかは知らないが、先に走り出したトコロを見ると今回のターゲットである、ラグ=ジャボスを見つける順番を言っているのだろうか?。とりあえず前方を走っているpinksnowの背中を追いかけるコトにした。

 しばらく走っているとコチラのスタミナが続かなくなって、時折り全力疾走をやめて小走り状態になるのだが、一人で元気な彼は一向に減速する気配が無い・・・。コレも後で知ったのだが装備している服によっては、スタミナの減少が抑えられるスキルと言うモノがあって、何も無い状態とでは行動する度に減って行くゲージの状態について雲泥の差があったのだ!。

 モチロンそんな事すら知らずにプレイをしていた、この頃の私は不思議に思ったのだが、とにかく、このまま引き離されて同行者を見失ってしまわないようにと、そればかりを考えていたのを今も覚えている。

 途中で少しだけスピードが落ちたものの、相変わらずマラソンのような状態が続いたが、気が付けば前方に小型肉食竜のジャボスの姿を見つけた。「グギャー!」と鳴いてからコチラへと、4~5匹のジャボスの一群が近寄って来るが、そんなコトは一切気にしない今回の相棒は、ササッ!と器用に走り抜けて行く!。

 すれ違ったジャボスたちが私たちに向き直るのだが、その時には少し離れたトコロを走っているのでスタミナが切れでもしない限りは追いつかれるコトは無い。そう・・・スタミナが切れなければね・・・。

 速やかに走り去って行くpinksnowを尻目に、私の方はと言うとスタミナゲージがもうすぐ真っ赤になり、息切れ状態になる運命が待っている。後ろを振り返ればジャンプ1回分くらい後ろの距離に、あの憎たらしいジャボスの顔が見えるのだが、このままスタミナ切れになるまで走り続けていては、息切れをしている間に敵の攻撃に晒されてしまう。

 こんなトコロで無駄な戦いをして貴重な弾類の消費をするのは避けておきたいが、このままでは大きなダメージを被ってしまう可能性があるので、その前に迎撃体勢をとって被害を最小に抑えなければ、来るボス戦に備える事が出来ない状態に追い込まれてしまいそうだ。

「クソッ!こんなトコロで!!」

 ついついグチってしまったが、先行したpinksnowは私が捕まってしまった事を知らないだろうから、ココは一人で戦うしか無い!。スタミナが残っているうちに左側へと回避行動を行いジャボスの正面から外れる。こうする事で相手がコチラへと縦軸を合わせる時間が発生して、少しでもリロードをする時間を稼ぐ事が出来れば儲けモノだ!。

 しかし、物事とは何事も思ったようにかいかないのが常で、回避の後でガチャリと弾を装填するのだが、生憎と先に動く事が出来るのは、どうやらジャボスめの方だったようだ。

「来る!!」

 最初の攻撃が来るのを見て身体が硬くなる。相手がザコモンスターなので一撃死は無いとは言え、今の安物のレザー装備ではそれなりのダメージを受ける事は必死だ!。

 憎たらしいジャボスめの爪が大きく力を溜めて私に襲いかかろうとしているが、コチラはまだ装填が終わろうとしている最中で、まだあとコンマ5秒くらいは何かのアクションを起こす事が出来ずにいた!。

“ゲシッ!!”

 私としたコトが一瞬だけ目をツブってしまったようだが目を開けると何故か無事で、スグ前には走り去って行ったハズのpinksnowが立っていた・・・?。

「ぁちしの仲間に何てコトすんのよぅ!!!!」

 ガンナーのハズの彼(?)が、私に爪を立てようとしていたジャボスを、見事に蹴り飛ばしてくれたオカゲで何とか助かったようだ。

「ありがとうございます」

 助けて貰ったという事もあるが、後ろからついて来ていない私の事を気遣ってくれてた事に対して、感謝の気持ちを述べてみた。

 しかし周りにはまだジャボス達が居てコチラを狙っていたので、スグに迎撃の為に射撃を始めるがpinksnowはボウガンを構えずに、そのまま蹴りで攻撃を再開した!。

「これくらいの数なら弾を使ってもイイのでは?」

 いくらボス戦に備えて弾の温存をしたいとは言っても、せっかくのボウガンを使いもしないのは時間的にロスが多い気がしたので彼に話してみた。

「だって弾が無いのよぅ~><!」

 一瞬だが言葉を失った・・・。



(P-32へ続くにゃ!)

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