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2011.01.07 *Fri

【小説】 「ネットの彼女」 第3話(P-21) / 桂木 けい

 とりあえず目の前で、誰かがヤラレてしまうのを見たく無くてそう言ってはみたが・・・まてよ?。当たり前の話だが、もしララを先に逃がす事は出来たとしても、クエストの受注主である私が倒されてしまったら・・・?、それもクエスト失敗条件の一つだったかも知れないな。

「ギャーース!!」

 またまたラグ=ジャボスが大きな叫び声を上げたので、両手で耳を塞いでしゃがみ込んでしまい、次なるピンチがやってきた!。

”ドカッ!!”と言う音がして、今度は左側の壁へと蹴り飛ばされてしまったのだが、まだ、あのイヤなボスにトドメを刺されたというワケでは無い。

(まだだ、まだ終わらんよ!)

 ”運良く”と言うべきか?先にザコのジャボスのジャンプ攻撃が私にヒットしたオカゲ(?)で、ラグ=ジャボスの必殺の一撃がきた時に、私は別のトコロで起き上がっているところだった。しかし、もう半分近くまで減ってしまっていた体力ゲージを、更に削られる結果となってしまったので、あとは時間の問題かも知れない・・・。

 周りを見てみると1匹のジャボスが倒れていてララの姿が消えていた。悲鳴が聞こえていなかったので恐らく上手く脱出したとは思うが、この狭い洞窟内にはラグ=ジャボス以外にザコがまだ6匹ほど残っており、今の状態でコイツら全部を相手にする事はトテモ出来ない相談だ!。

 また、左側へと飛ばされた事により、若干だが出口には少しだけ近くなったが、ソコにはまだザコが居て退路を塞いでいる、コレはどうしたモノか・・・?。

 壁を背にガードをしていても、体力ゲージの残りが少ないので、いつかは削られてヤラレてしまうだろう。また、出口の前に陣取っている2匹のザコを上手く倒して、サッサとこの場から退避が出来ればいいのだが、残りのモンスター達が、それまで大人しく待っていてくれると言う保障はドコにも無い。それどころか背後から襲いかかられて、秒殺されてしまう可能性の方が遥かに高い確率だろう。

 たかがゲームなのだから、ここでヤラレてもまた来ればイイのだが、せっかくココまで進めたクエストを簡単に投げ出すのは性に合わない。しかし私の今の実力では、目の前の敵を倒してのクリアは望めないだろう。正直・・・困った状況になってしまった><。

 イロイロ考えていたワリに私が取った行動とは、壁を背中にして長剣を構えてガードを続けるくらいしか出来なかったのだが、ザコが音を立てて鋼に牙と爪を立ててくるのを防ぐのが手一杯だった。

 このままガードを続けていても、またボスが咆哮をすれば、マイ・キャラが両手を耳にあてて、すくんでしまえばソコで終わりとなる。

 ザコたちが”カキン!カキン!”と音を立てながら次々に襲いくる中で、必死のガードでかろうじて命を繋いでいる。ボスがその大きなアゴで噛み付きにもきたが、何とかコレもガードで防ぐ事が出来た。しかしボスの攻撃をガードした場合には、体力ゲージが少しだけ削られてしまうのだ!。

(あと何回、コレを耐える事が出来るか・・・?)

 敵の攻撃をガードすれば、防御の体勢で少しの間だけ硬直をしてしまうのだが、ザコの数が多くて、なかなかガードを辞める事が出来ない。そんな状態の中、ボスが一定の間隔で噛み付きか爪で攻撃を仕掛けてくるのだから、どうやっても逃げる事なんて出来っこ無い!。

 ボスが攻撃を繰り返す度に、残りの体力ゲージが徐々に減って行く。

(もうそろそろ限界か・・・?) 

 保ってあと2~3回というトコロか・・・。一緒に来てくれたライルとララには申し訳ないが、このままクエストが失敗になるより、二人には先にリタイアして貰う事にしよう。

「ライル、そしてララさん聞こえますか?」

「聞こえてるよん!」

「聞こえてますぅ~」

 この絶望的な状況の中でイロイロと頭を悩ませてきたが、二人の声を聞くと何故か緊張が緩んだ気がする。この時もジャボスが私の長剣に牙を立てて”カキン!”という音を立てているのだが、もう余り悲壮感は無くなった感じがする。

「申し訳無いのですが、もうココまでみたいです。私が倒されるまでにリタイアして、先に戻ってくれませんか?」

 コレでこのクエストが終わりになると、(ライルは大丈夫だと思うが)私が弱くて頼りにならないので、ララの方からもう一度一緒のクエへ参加をして来ると言う事は無いだろう。そう思うと、この3人での最初で最後のクエストとなるが、出来れば成功して別れたかったと云う思いが出てくる。

「なんで?ryoさん」

「だから、さっき理由は言ったじゃないですか~><;」

 またボスがコチラに攻撃を仕掛けてこようとしているが、ガードの体勢で固まってしまっている私は、コレらの攻撃によって、少しずつではあるが体力を削られるしか手が無い・・・。

「イヤだと言ったら?」

 突然!目の前が真っ白な閃光に包まれて・・・ホワイト・アウトとなった!!。


(P-22へ続くにゃw!)

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