--.--.-- *--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT :

2010.08.10 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第3話(P-17) / 桂木 けい

「ryoさん!スゴイじゃないですか~w」

 タマタマ決まった攻撃を見てララが私に話しかけて来るのだが、まだ敵は倒れていないので返答する余裕が無い。ライルが言うには”一定時間毎に”この場所へとジャボスなる小型肉食竜が出現するのだとしたら、早く倒しておかないと次の個体が出て来てしまう事になる?!。

 3連続の攻撃が決まり少し後ろへと仰け反っている間に、ここでもう一歩踏み込んで、長剣を後ろから大きく振り回して加速の乗った状態の剣撃を加えると、「ギャン!」と一鳴きしてからジャボスが倒れる。これでやっと落ち着く気分になり、ふとララの方を見てみると・・・。

「ララさん!後ろです!」

 ララの後ろ約10mくらいのトコロにはもう次のジャボスが近づいて来ており、「シャー!!」と泣き声を出すと5mくらいまで近づいて来てからジャンプをして、上から体重を乗せた体当たりでララに襲い掛かるのだった。

 今から思えば何故そんな行動をしたのかは判らないのだが、私が取った行動はリアルではおよそ考えられないモノだったに違い無い。まだこちらを向いている状態のララを押しのけて、飛来するジャボスとララの間に割って入ったのだった。

 突然押されたララが小さく「キャッ!」と声に出した時には、私がジャボスのジャンプ攻撃をマトモに食らって洞窟の壁へと突き飛ばされて、シコタマ身体を打ちつけられる事になっていた。ヘッドセットとリモコンがスゴイ勢いで振動を繰り返す!。着ている防具のオカゲで体力ゲージはそれほど削られてはいないが、目の前のモニターの画面がクラクラと揺れている!!。

 ゆっくりとした動作で立ち上がってからジャボスの方を見ると、今度はララをタゲ(ターゲット)にしていて、大剣を構えてガード体勢を取っている彼女に対して、何度も噛み付き攻撃を繰り返しているが、ララの方も何とかこれを防いでいる。

「見てないで早く助けてよ~~><」

 え?今、私が倒れてるのはアナタを助けたからでは無かったのかな・・・?という小さな疑問が生まれたが、今はそんな事を言っている場合でも無いので、もう一度長剣を構えると、目の前にいるジャボスに対して後ろから切りにかかった!。

 ず~っとガードの姿勢を崩さないララをヨソに、今度は2匹目のジャボスがコチラに向き直ってから私に攻撃を加えに来る。今度は先ほどのように上手く避ける事が出来ずに、もう一度突き飛ばされるが今のダメージは先ほどでは無いようだ。回復している余裕が無いのでこのまま戦いを継続するが、今この状態で3匹目に出て来られると少々マズイ事になるなと考えていた。

(せめてライルでも居てくれれば・・・)

 慣れなれしくて調子の良いアイツの事が頭に浮かぶ。まだ知り合ったばかりだが、この同じフィールドのドコカに居て、同じクエストを完了する為に今もまだ戦っているかも知れない彼の事を考える。

 まだそれほど話した事は無いが、おそらく私よりは年下で性格も明るく、そして誰とでも打ち解けるであろうその性格を、初めて会った時はとてもウザイと感じたのだが、今ではそれが愛すべきキャラクターとして、好印象へと替わっているから不思議だ。

 こうして2匹目のジャボスに手間取っていると、やはり悪い予想とは当たるものだ・・・。洞窟の向こうからはドコから沸いて出たのか?3匹目のジャボスが入って来ていたのだった!。

 不覚にもジャボスの攻撃を食らって倒れてしまい、またその起き上がりを攻められるという悪循環に入りかかっていたが、急に走り出したララの方へと一瞬だが2匹目の視線が逸れる。「今だ!」と感じて横方向へと何回は転がり敵の正面から逃れてやっと立上る事が出来た。

 私を見捨ててトンズラを図ったララだが、今度は3匹目のジャボスと正面からコンニチハ状態となってしまい、その背後には今まで私を苦しめていた2匹目が迫っている!。彼女の行動がどうあれ、それによってピンチを免れた事は事実なので、目の前で困っているであろうララを救出すべく2匹目のジャボスに対してその背後から渾身の一撃を見舞う!。

 またまた「グギャン!」と悲鳴を上げた2匹目のジャボスを倒す事が出来たが、私の体力ゲージも半分近くまで減ってしまっていた。今この瞬間にも大剣で正面からの攻撃をガードしているララに対して3匹目の攻撃が続いている。

「カキン!カキン!」と乾いた音がしては、ジャボスの牙が大剣にヒットして火花を散らせているが、その攻撃の感覚が短くて、重量が重くて初期動作の遅い武器では素早く反撃へ転じる事が難しいようだ。

「見てないで何とかしてよ~~><」
 
 私を置いて逃げようとしたクセにイイ気なモノだw、と少しだけ内心で笑ってしまうのは、私の若さ故の過ちと言うトコロか?。どうあれ困っている方を助けるのはヒトとして当然の事なのだが、狭い入口部分でララが大きな剣を構えてガードをしているので、ジャボスのトコロへは上手く回り込めなかったw。

「そこではカラダを入れ替える事が出来ません、こちらに戻って来て下さい」

「ガードを解いたら噛まれちゃうでしょ~~><」

「ではそのままガードしていて下さいね~w」

「ぅえ~~~ん・・・><」

 あそこで今も必死にガードをしているララには悪いが、ここで少し休憩をして回復薬を飲む時間が出来た!。




(P-18)へつづく!(不定期更新になりましたので少しかかるかも?)

※挿絵や扉絵を描いて下さる方は居られませんか?、
  メール・フォームからご連絡をお待ちしております!。

※ブログ右側にカテゴリ【小説】「ネットの彼女」がありますので、
  そちらをクリックして頂きますと、最初から読んで頂く事が出来ます!。

スポンサーサイト

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 

TRACKBACK

TrackBack List


*** admin ** NewEntry ***

現在の経験値



プロフィール

kei

Author:kei
通りすがりのへっぽこガンニャ~です。

セ~セ~ド~ド~と後ろから、
ソレがダメなら
せめて横か崖上から・・・。
背中を向けた相手なら
この私に任せるにゃ~><!。

当ブログはリンクフリーにゃ!

また当ブログの画像や
ヘタっぴな文章等について
無断での転載を
一切禁じるにゃ~><!

skype:keikei0914(表示名kei)





カレンダー

12 | 2017/03 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -









Copyright © いまさら?ネトゲ狩猟日記! All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ  ・・・  素材: TripISM  ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。