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2010.07.06 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第3話(P-12) / 桂木 けい

 受付カウンターで参加者の了承と、締め切りを行いクエストを受注する。今回は先ほどのLALAさん(ララさん)とライルと私の3名で行く事になった。ギルドの建物を出てから街の出口の方へと向かうと、入って来た入口とは別の所に出発用のゲートがあり、ここから近隣のフィールドへと出発する事が出来るようだ。

 昨日は訓練場しか行っていないので、これが始めてのクエスト受注となる。

「アタシこれぇ、はじめてぇ~ww」

「私もですよ・・・><」

 何故かフイに答えてしまった?。いつもなら無視しても構わないような程度の他人の独り言だ、べつに返答をする必要は無かったハズだが、気がつくと声を出していた。

「わたしは、実はもう5回くらいきてますよ」

 ライルの方を見てステータスを確認すると、昨日までは私と同じ”1”だったハズのハンター・ランクが、もう5になっている。いくらセカンド・キャラで要領を得ているとはいってもこれは少し早すぎる。もしかしてコイツの職業がニートではないか(?)と疑った一瞬ではあるが、良く考えてみればリアルでの立場や仕事、それに性別や年齢についても、ここでは余り関係が無い事に気がついた。

 どちらにしろ熟練者なら歓迎すべき事であるし、何よりもう一人の同行者と2人きりにならなくて済んだのだから、これはむしろ感謝してもいいくらいだった。

 出発ゲートに立っていると、一瞬だが周りがホワイト・アウトのような現象が起こり、今回のクエストの舞台となるフィールドへと転送が行われる。次に視界が回復した時には小さな村の入口に立っていた。

「さぁ走って!」ライルが、私とララさんを急かすようにして村の中へと駆け出してて行く!。

 私とララさんもライルにの背中を追いかけるようにして中に入る。すると民家の影に隠れてから「しっ!」と、ひとさし指を立てて口の前に持って行く。何が起こるのか判らない私達は、ただ言われるままに声を潜めて辺りに様子を伺った。

 すると少しの間を置いててから、昨日の夜に見た”ジャボス”という小型肉食竜がこちらへと向かって駆けて来る。最初は1匹だったのだが、2匹、3匹と次々と現れて来て、今見た限りでは20匹以上の群れになっていて、もしも、クエスト開始時におっとりと歩いていたら、あの群れに背後から奇襲されるところだったに違いない。(危ないトコロだった・・・)

「ryoさん、本当なら1人につき7匹くらいのはずなんだけど・・・」とライルが言うには、参加者の人数によって、出て来る群れの数が大まかに決まっていて、普通だと1人あたり7匹程度になるのだというが、見た限りではこのララさんが初心者なので、彼女がゲーム・オーバーにならないように、出来るだけ頑張ってみようという趣旨の話だった。(私だって初心者なのだが・・・><)
 
 あとは、このクエストについてなのだが、ザコさんに余り時間を掛け過ぎると、昨夜にイヤというほど追い駆け回された、ラグ=ジャボスと言う中型肉食竜がオマケで出て来るらしいのだが、出来ればまだご遠慮しておきたいので早めにケリを付ける作戦でいこうと思う。

 村に入って来たジャボス達を見ていると、常に2~3匹以上に固まって移動する習性があるようで、ゆっくりと辺りを伺いながら歩いて来た。手をクシナートの長剣に掛けたまま待機して通り過ぎるのを待つ。

「ryoさんいい?わたしが先に出るから、続いて来てね!」そう言って最初の3匹が通りすぎた瞬間に、一番後ろのジャボスに向かって飛びかかって行ったので、私も剣を抜いてそれに続く。後ろからなので先制で2回ほどの攻撃チャンスがあり、先にダメージを負わせると、相手もこちらに向きを変え、その鋭い牙で噛み付きに来る。

 早く片付けないと、この戦闘音を聞いた近くの固体がここに集まってくる可能性が高くなる。いくら私が不慣れとは言え、熟練者(?)のライルと私以外にももう1人居るので、ここは3対3だ。先に後ろからの奇襲も成功しているので、ここでダメージを受ける事は無いはずなのだが、何故か私の前には2匹がこちらを向いており、噛み付きと体当たりが同時に私を襲って来る。

「あれ?3匹だと思っていたのは間違いだったのか?」幸い先に体当たりを受けたので、攻撃を受けて吹き飛ばされてしまい、その直後の噛み付きは偶然に回避が出来たようだ。手早く1匹を片付けたライルが、私の前の2匹のうちの片方に後ろから切りかかってくれたので、起き上がりを攻撃される事は無かった。

 もう一度ジャボスを見たが数はやはり3匹だった、という事は・・・。後ろを見たがララさんの姿は無い。まだ民家の物陰に隠れているようだったが、そんな事より目の前の仕事をこなす方が先だ。早くしないとライルが2匹から攻撃を受けてしまう。

 不慣れな手つきは否めないが、残った1匹に切りかかる!。間合いを詰めるのが下手なのか、ライルの様に弱点である首に攻撃が届かずに、胸の部分に当たってしまうので、相手が怯まずに反撃をして来ては小さなダメージを負ってしまう。


(P-13)へつづく!(更新は、一応・・・毎週火曜日の予定です?!)

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