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2010.06.29 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第3話(P-11) / 桂木 けい

 ハンターズ・ギルドへと到着して受付を訪れる。受付は5つあるようだが、私が行くのは一番左端の入口だ。そう、白の制服を着た受付嬢のいるところで、どんなハンターもこのビギナーズ用の受付から始まる事になる。ここでは訓練場のクエスト受付も兼ねており、練習用のクエストの他にも訓練メニューの受付も行ってくれるという、ありがたいところのようだ。

「いらっしゃいませryo様、本日はどのようなクエストをお望みでしょうか?」

 ノンプレーヤーキャラクター(NPC)である彼女たちの声には、一人ひとり違うヴォイス・データを設定しているようで、どれも声優のように美しくて可愛い声がする。手前のウィンドウに示されたクエストのうち、近隣の村に入り込んだジャボス(小型肉食竜)を退治するというものがあったのでこれを選ぶ事にした。

 もう昨日のようにキノコを集めてくるのは沢山だと思っていたのと、また狩猟を行うゲームなのでそれをしたいと云う思いがあったからだ。

 ここでクエストの受注を行うには、契約保障金というものが必要だが幸いというか、いくらかの手持ちがあるので、その中から支払う事が出来た。すると次には待合のようなところがあり、ここでクエストの同行者を募るという手順へとなるようだ。

 待ってる間に、ギルド内のショップで回復薬や携帯食料などの必要なアイテムを購入するが、時々メッセージボードの方を見てはクエスト参加者の有無を確認する。

 すると幸運な事に、もう1名の方が同行してくれるようだ。名前(HN)とハンター・ランク(HR)を確認すると、LALAさんという方でHRは3だった。(まぁ、私のHRは1なので、こちらにより好みする権利は無さそうだが・・・)

  しばらく待っても他の方が来なければ、今回はこのLALAさんと2人で行く事になるので、待合へと戻りご挨拶の一つも済ませておかなければならないだろう。

「こんにちは、いや、こんばんはかな?」

 薄い青紫のメイド服のような格好をしており、背は私よりも若干低いくらいか?こちらを向いた彼女(中身はまだ分からないので、ひょっとして男性かも?)がペコリとお辞儀をする。なかなか感じの良い方のようだが、まだこれくらいで判断するのは早いというべきか?。

「あれ~?オトコの方だった~?、何で女の子のキャラクターなのぉ~?」

 うわぁ、いきなり来た・・・一番苦手なタイプが・・・この話し方はかなり若そうな気がする。パーティを募集した最初のメンバーがまさかこれ(失礼!)だとは、ココロの準備が出来ていなかったというところだ。また、ここへ来て分かったのだが、男性で女性のキャラクターを使用している方は沢山いるが、この娘はそれらの方全員にイチイチ聞いて回っているのだろうか?。

「いや初めてなので、適当にさわって設定をしていたら、こうなりました」

 おい!何をマジメに答えているんだ!・・・ココロの中のもう一人の私が語りかけてくる。別に今どきの日本で男尊女卑など考えてるつもりは毛頭ない。これは女性だからとかいうのではなくて、この話し方から推測出来る相手の人間性について少し抵抗感があったというのが正直なところだろう。

 でも冷静に考えてみることにしよう。このゲームでは一人よりも二人、できれば最大の四人パーティで行った方が安全で効率がいいというのは明白な事実だ。それに一緒に行ってみれば以外と話が合う事があるかもしれないし・・・。(無い可能性の方がずっと高いような気はするが・・・)それにHRが1の私と組んでくれるという貴重な方(存在)なのだ。この際だから贅沢は言ってはいられないのである。

 いくらリアルよりも時間が長く使える世界とはいえ、ここでもムダに浪費する事は性格的に出来ないので、これ以上待っても他の参加者が現れないようなら、この新人類と一緒にクエストへと行かねばなるまい・・・。

 参加者募集を締め切るために受付カウンターへと向かう。たかがゲーム内の事なのに、リアルと同じように移動や手続きという手間を残す事によって、この仮想空間にもリアリティを再現しようとしているようだ。個人的には嫌いじゃない。

 カウンターの前に立ち、受付嬢と会話をしようとすると、後ろから声を掛けられた。

「こんにちはryoさん!あっぱりアンタだったねw」

 この限定装備(白いコート姿)は、ここではやはり目立つらしくて、彼(ライル)には私の事がスグに判ったようだ。昨日はこの慣れなれしさに嫌気もしたが、今日は何故か余り気にならない。これも慣れのうちか?と考えてると、このライルがクエストに参加申し込みをしてきたようだった。


(P-12)へつづく!(更新は、一応・・・毎週火曜日の予定です?!)

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