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2016.01.23 *Sat

【小説】 「それは・・・よくある話のオンライン?!」 第1話(P-10) / 桂木 けい

 最初はパーシィの後をついて行って、もし危なくなりそうならココから逃げてしてしまえばイイと考えていた。しかし、パーシィの知り合いがピンチだと言う事で、同じパーティを組んだ以上は(少しくらいなら)応援しても良いかなと考えていたのも事実だ。

 そして助けようとしている相手が教会のオンナ戦士たちだと知り、中学校で一部の女子からイジメを受けた記憶を思い返しながら、イマイチ燃えないモチベをどうすればイイかと考えていたその時・・・。

「ん?もしかしてアレは・・・カチューシャじゃないのか?!」

 オレたちが立っているトコロからは、まだ小さな輪郭しか見えないが、目を凝らして良く見てみると、頭にバイオレットの花をあしらったカチューシャを付けた黒地に白のメイド服を纏った女の子たちが、モンスターの一群に追われているのが見えた。

 そんな彼女たちの姿を目にしたオレは、中学時代のニガイ記憶を思い返すコトになる。

 アレはイジメが原因で学校を休んでは毎日のようにアニメとかマンガを見ていた頃、その中で特にお気に入りのアニメと出会ったのだ。そのアニメでは主人公がコンビニ帰りに異世界へと飛ばされてしまい、その世界で出会ったヒロインを救おうとガンバルのだが、何度も死んでしまうと言った内容の話だった。

 そのアニメには主人公を助ける双子のメイドさんたちが登場するのだが、何故かオレは主人公とヒロインたちの話より、そのメイドさんたちの事がマジで気に入ってしまい、あらゆるグッズや同人誌までもを買い求めるようになったのだった。

 今から思えば3D女子がニガテだったオレにとって、もしかしたら初恋にも似た感情だったのかも知れない。だから彼女たちの後ろにオークの軍勢が大挙して押し迫って来ていようとも、このままではいずれ自分にも命の危機が迫っているとしても、メイド服の彼女たちから目が離せなかったのは仕方が無いコトだろう。

(あらら?ライアしゃんがさっきから固まってましゅね・・・敵の数を見てビックリしたのかな?)
「ライアしゃん?あの・・・」

 彼女たちのメイド服は黒い布地を基調としており、その首元には白い襟と黒くて細いサテン地のリボンが僅かに光を反射している。当然だが小さめのバストを強調するような白い布地の部分とはセパレートになっており、そのスキ間からは地肌を少しだけ覗かせているのもオレが見たアニメのメイド服そのものだ。

(もしかして、この世界にもオレと志を同じくする者が居るのか?)

 そして胸から肩へと伸びた黒くて細い肩ヒモからは、ヒラヒラのレースが彼女たちの細い肩を包むようにクレセント状に加工されていて、ともすれば華奢にも見える肩から二の腕への女性特有の流れるようなラインを際立たせている。

(落ち着けオレ!大事なのはココからだ・・・)

 メイド服といえば短くて横に開いたようなスカートが特徴的だが、ウェア部分とスカートもセパレートになっており、彼女たちが動く度に上下したウェアのスキ間からは、胸元と同じ肌色の地肌とおへそが控え目に露出している。

 またウェアの下に身につけている黒地のスカートの先の部分からは、白いレースが少しだけ見えており、ゲームやアニメでしか見るコトが出来ないくらいのスラリとした細長い脚には、太ももの半分以上を覆い隠す長さの白いニーソと5分艶の黒いエナメルのサンダルが履かれている。

 この衣装で一番のチャーム・ポイントは、やはりあの白くて長いニーソと黒いショートスカートの間に存在するデリケートで狭い空間の演出だろう。あの白と黒に挟まれた横長のスキ間から垣間見える生の肌色が、カワイイだけでは無くそれでいて大人のオシャレをも同時に表現している。

(カンペキな造形じゃないか!一体ドコのダレが作った防具なのだろうか?!)

 先ほどまでは、あのオークの一群が彼女たちを傷付けるのを見過ごすのはやっぱり寝覚めが悪いというコトで、パーシィの知人として少しくらいは力になろうと考えていたのだが、この時のオレは少し違っていたのかも知れない。

「ライヤしゃん、もうテキが目の前でしゅーー!!」

「フッフッフ!このオレに任せておけ!」

 これまでの人生でリアル女子と話したコトが無いのが自慢(?)のオレだが、ココでイイトコロを見せようとかそんなツモリは全く無い。もしこのまま何もせずに通り過ぎてしまって、後から街で出会って文句を言われるのは遠慮しておきたいとか、最悪あの2人のうちどちらか片方でもヤラレてしまい、後から要らぬ恨みを買っては損だなんて、いつものオレなら考えていたと思う。

 しかしこの瞬間から、そんなDQNな自分は今はドコにも存在していなかった。何故なら、ただ自分が愛するモノ(メイド服?)たちを敵から守ろうとする、そんな(ちょっと他人が本当の理由を知ったら引いてしまうだろうが・・・)戦士へと変貌を遂げたオレが居たのだった。

(後でパーシィにメイド服の製作者を聞いておかないと・・・)


P-11へ続く
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