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2016.01.23 *Sat

【小説】 「それは・・・よくある話のオンライン?!」 第1話(P-8) / 桂木 けい

 ララ、ミナミ、ヒナノの3人のうちで一番”女性らしい”と評される事が多いヒナノだが、怒らせると一番怖いのもヒナノだと言う事実を教会の皆は知らない。また日頃は内向的な性格をしているせいか、ララとミナミ以外とは滅多に話をしないという事もあり、教会内では”雛菊様”とも呼ばれていて秘密のファンクラブまで存在しているらしい。

「ララ様、戻って来た誰もが、ヒナノ様をお見かけしたと申しておりません」

「コレはキマリだな~w」

 ミナミが嬉しいそうに背中の大剣を入念にチェックして再び鞘へと戻す。いくら相手が屈強な傭兵ギルドの戦士たちであろうと、本気で怒ったヒナノを相手にして生き延びる事が出来るとはララとミナミには思えない。

「ヒナノ様の救援に行くのなら私も同行させて下さい!」
「いや、私も一緒に・・・」「それならボクも・・・」

 ララたちの周りに居た教会騎士団の面々からは、次々にヒナノ救援の申し出が殺到する。

(だからヒナノに救援なんて必要ないんだけどな・・・)

 このヒナノ思いのメンバー達に対して、このまま街へ帰れと命令しても誰も聞きはしないだろうと考えてから、手を挙げた10名をミナミの隊として一緒に行動させる事にした。

「ミナミ、ヒナノとユウそれにメイの救出を頼む!」

「おう、任せとけ!それじゃぁみんな行くぞ!!」

 元々30名ほどの人員のうち、ミナミが10名を率いて味方の救出の為に戦闘エリアへと戻って行く。残ったメンバーのうち負傷した者を含めて5名を街へ戻って教会への報告に向かわせる。5名にしたのは他のギルドやクランからの妨害工作を考慮しての事だ。

「セバスチャン、傭兵ギルドのキースは今どの辺りに居ると考えるのが妥当かな?」

「はい!ララ様、彼奴らはララ様の暗殺に失敗して、森林エリアを反対側から迂回して街を目指していると思われます」

「私たちの位置から追撃するなら森林を突っ切るのが早いな?」

「さすがはララ様、ご明察の通りと存じ上げます」

 約100名のうち教会メンバーが30名で、傭兵ギルドからも同数のメンバーを出していたハズだ。こちらと違って最初から裏切るツモリだったキースたちは、ララの殺害こそ失敗したものの、まだ部隊を四散させずに戦力として固まっているハズだ。

 30名対15名の戦闘となった場合、いくら教会騎士団の実力が上とは言え、相手も名の通った傭兵団である。味方の2倍の戦力を相手に真正面から攻撃しては大きな被害が出るだろう。だが、ここにいつまでも留まっていては、別のランダムポップしたモンスターたちに襲撃される可能性もある。

 状況を冷静に考えれば、今回は一度部隊をまとめて街へ帰るのが正解だと言えるが・・・。しかし、決して信じていたとは言えない関係だとしても、一度は仲間になったフリをして味方の背中を襲うなど許して良いハズが無い。いや、今後も継続されるゲームクリアへの道のりを考えると、プレイヤー同士の裏切り行為などあってはならないのだ。

「よーし!今からキースのタコ助を泣かしに行くからな~!」

「ララ様の仰せのままに」


P-9へつづく
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