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2014.11.18 *Tue

【小説】 「ネットの彼女」 第7話(P-66) / 桂木 けい

「おっ!家来1号め~~~っけw」

ピンちゃんが着替えに行っている間に次のクエストを受注しようと思案していると、後ろから聞き覚えのある声がした。振り向くと、すぐ後ろにはヒカルさんが立っており、コチラを指差している。

ryo:「貴方の家来になった覚えはありませんが・・・」

hikaru:「そんな事より、何か行くのなら連れてってよ!」

ryo:「pinksunowさんも一緒ですが、宜しいですか?」

hikaru:「ぉ?!2号もいるのかぁ~、今日のオレはツイてるなぁ~w」

 ピンちゃんと2人なら、もう一度グリーンドラゴンでも狩りに行って、新しいボウガンの性能試験でもと考えていたのだが、ヒカルさんも加わって3人パーティとい事になれば、もう1ランク上のモンスターが相手だとしてもイケそうな気がする。

ryo:「何か行きたいクエストはありますか?」

hikaru:「ぉう!何でもイイから貼っちゃってくれてイイぜ!」

 パーティを組む以上は相手の意見を聞いてからクエストを選ぶのが礼儀なので、ヒカルさんの希望を一応聞いてみると、やはり“オトコマエ”な回答が返ってきた。

 とりあえず前回のグリーンドラゴンより強いクエストを探していると、ハンターズギルドのオススメクエストという事で、ファイヤードレイクの狩猟が紹介されているのを見つけた。このモンスターはグリーンドラゴンより体躯が大きく更に凶暴な性格をしており、その滞空時間の長さや飛行の早さなど、近接武器のハンターたちが頭を悩ませる相手だと書かれている。

ryo:「とりあえずコレでいいかな?」

 クエストボードの内容も見ずに“チリリン!”とクエスト参加のチャイムが響き、ヒカルさんがパーティのメンバーとなった。まだピンちゃんが着替えから戻って来ないので、広場でクエストの出発準備をしながら待つ事にする。

 持ち込む弾やアイテムの種類・数など“たかがゲーム“とはいえ、忘れ物をすればクエストの成否に関わる場合もあり、リアルと同様に慎重な確認作業が必要だ。

hikaru:「むむ?ファイヤードレイクなんて聞いてないぞ?!」

ryo:「さっきダレかさんが“何でもイイ”って言ってましたよね?」

hikaru:「ぐぬぬ・・・(@_@;)」

ryo:「ま・さ・か、オトコが一度言った事を引っ込めるなんて無いですよね?」

hikaru:「あのさぁ、何度も言うけど、オレ・・・いちお~女なんだけど・・・」

 最後の一言はわざと聞こえないフリをして出発の準備を急ぐ。

hikaru:「あの・・・、オレ・・・><」

 いつもオトコマエ的な発言が多いヒカルさんが、奥歯に物が挟まったような感じでモジモジしているのを見ているのが楽しくて、ついイジワルをしてしまう。きっと近接武器でのゴリ押しみたいな戦い方が好きな方だから、滞空時間が多く上空から一方的にブレス攻撃に晒されるようなモンスターは苦手なのかも知れない。

pinksnow:「ジャ~ン!お待たせなのよん~♪」

 やはり先に予想した通り、全身がピンク一色で統一されたガンナー装備を身にまとったピンちゃんが広場へと戻って来た。背中から下げているボウガンまでがピンク色で、もしかすると武器の性能では無くボディーの配色で選んだ可能性が高い。

pinksnow:「あらん?この前のボ~ヤも来てたのねん」

hikaru:「ボ~ヤじゃないやい!これでもレディのハシクレだぃ!」

ryo:(やっぱりハシクレだったんだw)

hikaru:「ryoさん!声に出さなくても笑ってるのがまる聞こえだよ!」

 ピンちゃんとヒカルさんが一緒になると、何故かいつも賑やかになる。本人同士も薄々気がついてはいるだろうが、この2人はミョ~にウマが合うのかも知れない。しかし、その事について尋ねたとしても、彼ら(彼女ら?)が絶対に認めようとはしない事についても、聞かなくても判るぐらいには・・・仲良くなったのかな?。

 ピンちゃんがパーティに参加して”チリリン”とまたチャイムが鳴った。彼ら、いや・・・彼女ら(?)と一緒に砂漠エリアへと旅立つべく、出発ゲートへ向かう途中でまたチャイムが鳴った。

”チリリン!”

sino:「シノと申します、ご一緒させて頂いても宜しいでしょうか?」

 今回は3人で出発するつもりだったので、急な参加者さんが現れて4人となり戦力が増えたのは喜ぶべき事だろう。そして賑やかな2人とは違い、ヘッド・ホンから新たに聞こえて来る声はどこかやさしい感じがした。

ryo:「え?あぁ・・・ど、どうぞです」

hikaru「にょにょ?!」

 ヴォイスチャンジャーを使うのが一般的なネトゲの世界において、声色だけで相手の本当の性別を聞き分ける事は難しいと言われている。実際に私の場合でもマイクを通して相手に聞こえている声は、中性的な女性の声に変換されている。

 しかし、ある程度話していれば、その話し方や話題などによって、性別以外にある程度の年齢も判って来る。パーティに女性が居ると判った場合には、それとなく下ネタ系の話題にはならないように気を遣う必要がある。男性ならば聞き流せるような内容であったとしても、女性でも同様とは限らないからだ。

 パーティ参加の挨拶をしてから、ほとんど待たされる事も無くシノさんが出発ゲートへとやって来た。

pinksnow:「これで4人揃ったし、早く逝くわよん!」

hikaru:「えぇ~、オレ1人だけ太刀かよぉ~・・・」

(P-67へ続くにゃ?!)

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