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2012.01.13 *Fri

【小説】 「ネットの彼女」 第6話(P-60) / 桂木 けい

ryo:「ヒカルさん、どうかしたのですか?」

 これまでのヒカルさんの言動や行動を見てきて、なんとなく?彼女の今の疑問発言について、ある程度の推測はついているのだが、共に苦楽(?)を共にした仲間でもあるので、一応聞いてみようと思った。

hikaru:「ぅ~んと・・・」

pinksnow:「どうかしたのw?」

 相手の少し困った様子を楽しむようにピンちゃんが聞き返す。

hikaru:「こないだから、オレのレベルが全然上がらないんだけど・・・」

ryo:「あのぅ~ヒカルさん?」

 多分・・・知ってると思うのだが、一応は聞いてみるコトにする。

ryo:「公式昇段試験はご存知ですか?」

hikaru:「こうしき・・・?」

pinksnow:「そうよん!公式昇段試験なのよんw」

hikaru:「も・・・もちろん知ってる・・・ゼ><!」

 もうココまで聞けばピンちゃんも分かってると思うのだが、ヒカルさんは公式昇段試験を本人が受注しないとクリア条件とならないコトにまだ気が付いていないようだ。ご本人さんの考えがどうであれ、私の試験に協力(?)をして頂いたので、今度は私がお返しする番なのだが、それには先ずこのメンドウな友人にクエストを受注して貰う必要があるな?。

pinksnow:「ヒカルちゃん、またね!ささ、リョウちゃん、次へ行くわよんw」

hikaru:「ええ~、ちょっと><!」

pinksnow:「“ちょっと”ってナニよんw?」

 こんな素っ気無いチャットから分かるのは、このピンちゃんが今度はヒカルさんの応援をしようとしていると言うコトかな?。さっきの会話からは全く分からないのだが、何故か?そんな気がした。

hikaru:「いやぁ~、このままサヨナラっていうのも、少し寂しいかなぁ~・・・なんて」

pinksnow:「リョウちゃん、どする?」

 このタイミングで私に振られても困るのだが、この素直じゃない二人の間に挟まって、一体何を言えば次の展開になるのか考えてみると・・・。素直に「お願い致します」が言えないヒトと、コチラもまた素直に「手伝ってあげるわん!」と切り出せないヒトたちだから、ココで少しだけ助け船になるようなコトを思い浮かんだ。

ryo:「そういえば!あのロードランナーの素材で何か作れないかな?」

hikaru:「そそ!オレも今それを言おうとしてたんだw」

pinksnow:「今度はヒカルちゃんに貼って貰おうかしらん?」

 しかし、ヒカルさんのレベルでは未だロードランナーの出て来るクエストを貼れない(受注出来ない)はずだから、もう少し助言が必要かな?と考えていたら、ピンちゃんがちゃんと次の説明までしてくれた。

pinksnow:「でも、次のクエストは一番奥に居るギルド長から受けるとイイわよん!」

hikaru:「そ、そうだったのかー!オレとしたコトがー・・・おっと><!」

 ヒカルさんもココまで言われて初めて気がついたみたいで、ボイスチャットのマイクが入ったままだというコトも失念していたらしいw。しかし、時には聞こえないフリをするのもオトナの気遣いと言うモノだろうか?。

 こうして無事にギルド長からの依頼を受けたヒカルさんが戻って来て、ピンちゃんと二人でクエストの準備をするコトになったのだが、リアルでピンちゃんの携帯電話が鳴り少しの間離席をすると言った彼がまだ戻らない・・・。

pinksnow:「ちょっとゴメンねぃ><」

ryo:「どうしたのですか?」

 どうやらリアルで急用が出来てしまい、一旦ココから落ちる(ログアウトする)コトになるらしい。

hikaru:「オレのしけん・・・」

pinksnow:「そんな情け無い声を出さなくてもダイジョブよんw」

 たとえ二人になったとしても相手のモンスターにさえ恵まれれば、結構何とかなったりすると思うが、ピンちゃんが去り際に強力な助っ人を呼んでくれたと言い残して、先に姿を消してしまった。

ryo:「ピンちゃんと同じランスの達人さんらしけど、いつ来てくれるのかな?」

hikaru:「ホントに呼んでくれたのかなぁ~><?」

 そう言えば?ピンちゃんが“腕”は間違い無いと太鼓判を押していたが、最後に“ちょっとだけ”変わった人だと言い残して行ったのが少し気になる。あのピンちゃんにしても私から見れば十分に変わった人なのだが、その彼が“変人”と言わしめるホドの人物というコトがドコカ引っかかってるのかも知れない。

 そんなコトを考えていると、クエスト参加者を知らせるチャイムが鳴った。

hikaru:「おばん~wよろしくなっ!」

D:「こんにちわなのですョ!」

 そこには、もう今では古典ファンタジー小説とされているヴァンパイアハンターに出てくるような旅人帽を目深に被り、身体を長いマント包んだ一人のランサーが立っていた。ただ小説に出て来る主人公は全身が黒だったと記憶しているが、目の前の御仁はピンちゃんと同じくピンク一色だった。


(P-61続くにゃ?!)

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